ヘルニアと遺伝
椎間板ヘルニアとはそもそも、椎間板が老化することで起こります。
老化、変性することと遺伝とは関係があるのでしょうか?
いくつかの研究があります。
椎間板の高さやMRIでの廊下の所見は、タバコを吸うことや年をとることに比べて、双子であることが約10倍も影響することがわかっています。
椎間板ヘルニアで手術を行った患者さん65人とその他の病気で手術を行った患者さん67人を比べた研究では、ヘルニアの患者さんに44.6%で腰椎疾患のご家族がいたのに対して、他の手術を行った患者さんでは25.4%しか腰椎疾患のご家族がいませんでした。遺伝のリスクは2.37倍となりました。
最後に、腰椎椎間板ヘルニアを発症しやすい遺伝子がいくつか発見されています。
あるコラーゲンの遺伝子変異は腰椎椎間板ヘルニアと関係しているという研究があります。
まだまだ、研究段階ですが、椎間板ヘルニアと遺伝についてはある程度関係があるといえます。
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