神経根ブロック
大津脊椎脊髄センターでは、よく神経根ブロックを行います。
これは、痛みをとるための治療ではありません。あくまでも、どの神経が痛みの原因になっているのか真犯人をつきとめるために行います。
神経根ブロックとは、局所麻酔で、腰神経の一つにレントゲン撮影をみながら針を刺します。
刺さった瞬間に・・・
激痛が出現します。患者さんは、飛び上がるほど痛いらしいです・・・
でも心配しないでください。痛みの程度と痛みの場所が、椎間板ヘルニアによる痛みの場所と同じなら、そこの腰神経が真犯人とわかるのです。そして、わかった瞬間に、痛み止めを針先から注入します。
するとどうでしょう。飛び上がるほど痛かったものが、スーッと消えます。
病歴と症状、診察所見、画像所見などから総合的に原因となる神経根は、ほとんど同定できます。
でもわからないことも時々あります。その時に有用な検査が神経根ブロックなのです。
この記事へのコメントはありません。