腰椎椎間板ヘルニアの診断って、実際の診察の上でも、医者によっても、あいまいにされているみたいです。
つまり、腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板そのものによる腰痛や、腰部脊柱管狭窄症という別の病気と混同されて使われている場合があるみたいです。
そこで、ガイドラインでは、腰椎椎間ヘルニアの診断基準として以下の項目を示しています。
- 腰痛、下肢痛がある。
- 安静にしていても痛みがある。
- 足を上げる検査SLRテスト(向かい合って医師が患者さんの足をもちあげる)では、70度以下で陽性。
- MRIなどの画像検査で、椎間板の飛び出しがあり、脊柱管狭窄症という別の病気ではないこと。
- 痛み、脱力などの症状の原因として、画像検査と矛盾がないこと。
以上のような基準があります。
このような基準を満たす腰椎椎間板ヘルニアという病気について、次回からガイドラインに沿って、順に解説していきます。
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