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頚椎症性脊髄症の神経診断学

圧迫性頚髄症・・

脊髄のどの部位が、圧迫をうけるのかによって神経症状の出方がかわります。

手術を行って、手術前後の症状などを比較検討した研究があります。

第3頚椎と第4頚椎の間;上腕二頭筋腱反射以下の亢進、三角筋の筋力低下、上腕ないし肩口までの感覚障害。

第4頚椎と第5頚椎の間;上腕二頭筋腱反射の低下と上腕三頭筋腱反射以下の亢進、上腕二頭筋の筋力低下、全手指の感覚障害。

第5頚椎と第6頚椎の間;上腕三頭筋腱反射の低下、上腕三頭筋の筋力低下、尺側手指の感覚障害。

第6頚椎と第7頚椎の間;上肢の腱反射はあまり見られません。

また、上記のような神経症状とMRI画像との比較を行った研究では、腱反射、筋力低下、感覚障害のうち、手のしびれなどの感覚障害の範囲とMRIとの病変部位とが最も関係が強い結果となりました。

上記の神経症状は、脊髄への圧迫が1か所だけであることが条件の研究です。

通常、脊髄症は多くの箇所で脊髄圧迫を認めます。

やはり、専門病院での診察を受ける方が安心です。

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