頚椎症性脊髄症という病気は、悪性腫瘍や、脳卒中、心筋梗塞などのように、急激に命に関わる状態とはいえません。
でも、ほっておいた場合、生命にどれだけリスクが及ぶのか?このことは治療を決定するうえで重要な基準になります。
545人の患者さんと一般国民との比較では、死亡リスクは1.38倍に上昇し、平均寿命は9年短くなっていました。
特に生命予後に直接関係するのは、下肢の運動機能が回復するかどうかということでした。
また別の研究では、70歳以上の38人の患者さんで、手術グループと非手術グループに分けて観察した結果、5年生存率は、手術グループは91.5%、非手術グループは74.5%でした。
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