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腰椎椎間板ヘルニアの病態②

若年層と青壮年層に違いがあるか?

椎間板ヘルニアは、加齢によって椎間板に弾力性がなくなることによって一部が飛び出してしまうというのが原因です。

若い人の椎間板ヘルニアって・・・なぜ起こるのでしょうか?

一つは、先天的に何かの異常がある場合が考えられます。

腰椎椎間板ヘルニアの手術を行った101人の患者さんの研究では、23人に脊柱の変形があり、背骨の関節の左右に違いがある、そして、背骨は赤ちゃんのときにふつう真ん中でつながるのですがつながらなかった人が8人くらいいたらしいです。

別の研究でも、背骨の関節に左右で違いがある場合は5倍くらいヘルニアになり易いという結果もあります。

要するに、背骨に左右のバランスがとれていなくて、体重や日々の動作を行ったときに、背骨に変な力がかかかってしまう。すると老化していなくても、負担のかかりすぎた椎間板がとびだしてしまう。こういうことなんですね。

逆に、若年層で腰椎椎間板ヘルニアになった患者さんには、背骨になんらかの変形や左右のアンバランスなどがある可能性が高いといえます。

そして、若年層にはもう一つ青壮年層と異なる性質があります。高齢者ではSLRテストで陽性が出にくいといわれていますが、若年層ではSLRテストがとてもとても良くでるといわれています。

腰椎椎間板ヘルニアでお困りの方。医療相談を受けます。以下のコメント欄からどうぞ。

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