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腰椎椎間板ヘルニアの病態③

ヘルニアの大きさは痛みの強さと関係があるか?

ヘルニアの大きさは、足の痛みなどの症状に関係するのか?

大きければ大きいほど痛いのか?

答えは、大きさと痛みとは関係あるが、絶対ではない・・・です。

研究結果では、腰椎CTを撮影してヘルニアの大きさを「縦の長さx横の長さ」とした時、坐骨神経痛の程度と関係性が強いというものでした。

また、298人の椎間板ヘルニア患者さんの研究ですが、ヘルニアのあるところの脊柱管(神経の通り道)の面積と飛び出した椎間板ヘルニアの面積を調べた結果、ヘルニア面積の割合が大きいほど、筋力が弱くなったりSLRテストが敏感になります。

また脊柱管の面積の半分以上あるヘルニアでは、80%の確率で筋力が弱くなることがしられています。

最後に、おしっこのトラブルは、やはり脊柱管の面積に比べて、ヘルニアの面積が大きいときで、かつ飛び出しが脊柱管の真ん中あたりの時に排尿障害がでやすいといわれています。

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