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骨粗鬆症と薬物治療①

お薬を使うときの一般的な注意

まず重要なことですが、若い時、特に成長期と呼ばれる10代に、どれだけ「骨の貯金」ができていたのか?

ふだんの食事で広く栄養素を体にとりこみ、適切な運動を行って、カルシウム、ビタミン、タンパクなど骨の材料を体に貯金できていたか?・・・これに尽きます。

骨折を防ぐために、様々な努力が必要ですが、その中でも「過去の努力」が重要なのです・・・

でも、済んでしまったことをいっても仕方ありません。今からでも、バランスの良い食事や運動を行いましょう!

それでも、骨粗鬆症による骨折の危険性があると診断されれば、お薬を使います。

お薬を使うにあたって、注意点があります。

①お薬は骨密度を高める効果はあります。ただし、絶対骨折しないとは限りません。骨密度が高い方でも骨折する可能性があるということです。

②骨粗鬆症だからといって、普段の生活にこまることはありません。だから、お薬をのむことがおざなりになることが多いです。きっちりと飲まなくてはいけません。

③お薬は飲み方が大事です。特に、骨粗鬆症のお薬は、飲み方が少し変わっています。正しい飲み方を守らないと合併症が起こってしまいます。

④どんなお薬でも副反応はあります。特に、むかつきなどの胃腸障害はよく起こります。なれるまで我慢しましょう。

➄骨粗鬆症のお薬は、値段が高いものが多いです。でも、必要なものですから続けましょう。

⑥飲みっぱなしではなくて、きちんと、定期的に骨密度を測定してしましょう。

⑦骨粗鬆症以外にも病気のある方は、お薬の飲み合わせが大事です。かかりつけ医にたずねましょう。

⑧その他

どんなお薬でも同じことが言えますが、特に骨粗鬆症のお薬では、大事なことです。

「骨折」・・・より良い生活を送るためには、絶対に避けたいです!!

次回から、代表的なお薬について簡単に紹介していきたいと思います。



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