手足のしびれや痛み、腰痛、肩こりでお困りの全ての方へ

  1. 病気の解説
  2. 7 view

骨粗鬆症の検診

骨粗鬆症は、サイレントキラーです。ほんと、知らぬ間に患者さんの健康をむしばみます。特に、高齢になってから、その患者さんの「生活の質」を下げに下げます。人生のフィナーレを辛い役回りに落とし込めます。

骨粗鬆症になるリスクは2種類あります。

①年齢、性別、家族歴など取り除くことのできないリスク

②運動習慣、食事摂取など努力すれば改善できるリスク

です。

骨粗鬆症をできるだけ予防するためには、②のリスクを早く取り除くことです。

10代の成長期のうちに、偏りなく栄養をとって、適度に運動を行うことは、身体の中に「骨の量」を増やすことになります。

こうしているだけで、高齢になって、骨粗鬆症になる可能性がぐっと減ります。これを「一次予防」といいます。

もう、成長期を過ぎ、中年期になっていたら、、

それ以上「骨の量」を増やすことはできません。若い時の骨の貯金でやっていくしかありません。

つまり、若い時に行った「骨の貯金」がどれくらいなのか?身体の中に貯めた骨の量を、先ず調べて、知ることが重要です。

銀行の預金通帳を記帳しますよね。体の「骨の貯金」を記帳して、その量を知る方法が「骨粗鬆症検診」です。

この検診で、貯金が全くない骨粗鬆症患者さんと、少しの貯金があるけれどもどんどん減っている骨粗鬆症予備軍、貯金がたくさんある健康な状態、この3つの状態を見極めます。

患者さんには、骨折を起こさないように早めに治療を開始します。予備軍には食事指導や運動指導などを行います。これを「二次予防」といいます。

閉経後の女性や高齢男性で骨粗鬆症と診断された方には、骨粗鬆症の最大最悪の合併症である「骨折」を防ぐことが大切になります。転倒を予防するための対策をねったり、お薬を使って少しでも骨の貯金を増やそうとします。このように骨折を予防することを「三次予防」といいます。

病気の解説の最近記事

  1. 頚椎症性脊髄症との鑑別疾患

  2. 頚椎症性脊髄症の神経診断学

  3. 頚椎症性脊髄症の症状

  4. 頚椎症性脊髄症の病態生理

  5. 頚椎症性脊髄症の病態生理

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 彦根中央病院

    2022.02.13

PAGE TOP