若年者に対する、骨粗鬆症の予防として、とにかく「若い内に骨量を増やしておくこと!」
骨密度は、遺伝率が40~80%といわれています。母親の骨密度が低いと、娘も低い傾向にあります。
これは、先天的な要因(生まれつき)と、後天的な要因(生活習慣など)があります。
骨密度は1~4歳、12~17歳の特に思春期に激増することが割っています。この時期にカルシウム摂取などの栄養素、荷重運動などの身体活動などを精力的に行うことで骨密度が上昇します。
中高年者の予防については、、、
①体重管理;やせすぎても、太りすぎても骨折をきたしますが、やせすぎは特にリスクが上昇します。
②栄養;カルシウムとビタミンDの十分な摂取が必要です。閉経後は、毎日800mgのカルシウムを摂りましょう。
③運動;身体活動が活発なら骨折が少なくなります。閉経後は、歩行や太極拳などの軽い動的荷重運動(動きがあって、腰や股関節にそこそこの負担のかかる運動)をしましょう。腰の骨密度がよく上がります。また、ジョギング、ダンス、ジャンプなどは強い動的荷重運動ですが、こちらは股関節の骨密度がよく上がります。
④喫煙;たばこをすう方は男性で1.82倍、女性で1.85倍に股関節の骨折リスクが上がります。禁煙すると、それのリスクは男性1.11倍、女性1.42倍ととても低下します。
➄飲酒;深酒を毎日続けると、骨折リスクが38%も上昇します。特に股関節の骨折は68%も上昇します。
以上の①~➄について、中高年者は気を付けましょう!!
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