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骨粗鬆症の疫学

骨粗鬆症の患者数は、およそ1280万人(男性300万人、女性980万人)です。

厚生労働省の患者調査では、高血圧症1000万人、コレステロール異常220万人、糖尿病1000万人、慢性腎臓病は1330万人、脳梗塞111万人、心筋梗塞173万人などですから、骨粗鬆症の患者さんの数が、めちゃくちゃ多いことが分かります。

いわゆる「国民病」ということになりますね。

日本は超高齢化社会です。年をとることそのものが、病気のリスクとなります。悲しいです・・

ところで高齢者の要介護・要支援、つまり「寝たきり」は、転倒骨折が主な原因です。

その「転倒」は運動機能の低下、「骨折」は骨粗鬆症が最大の原因となります。

これらのうち「運動機能の低下」は老化が原因ですから、ある意味仕方がないです。でも、「骨粗鬆症」はやろうと思えば進行を防げる可能性があります。だから、重要なのです!!早いうちから取り組まないといけないのです!!!

これまで、我々国民の意識としては、骨粗鬆症はすぐに死なない病気だということで、ほったらかしにしていました。しかし、最近の国内海外の研究では、骨粗鬆症による骨折、特に股関節の骨折は、生命予後つまり寿命にも直結し、死亡率を上昇させることが明らかになっています。高齢女性では、骨粗鬆症があれば死亡のリスクが1.5倍になるとの研究もあります。

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