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骨粗鬆症と生活の質

人の顔かたちや姿勢、見た目をいつまでも若々しく保つということは、きれいな骨格を維持することや、体の動きの面で今までできていたことがそのままできる状態といえます。

これは、皆さんの「生活の質」を保つために、とても重要なことです。

「生活の質」・・・クオリティー オブ ライフ、またはQOL(キューオーエル)といいます。

QOLは、体の痛みがないこと、体を自由に動かせること、生き生きと生活すること、普段の生活ができていること、気持ちが満たされていること、仕事や対人関係がうまくいっていること、心が安らかなこと、そのほか全体的な幸福感によって影響されます。

その全てが満たされることは、そても素晴らしいことです。

でも、なかなか難しいですね。

我々、大津脊椎脊髄センターでは、痛みがないこと、きれいな骨格を保つことを通して、患者さんのQOLに役に立ちたいと願っています。

骨粗鬆症によって背骨や股関節に骨折を起こしてしまうと、痛み、体の動き、精神的な負担、人とのつながりやできる仕事が少なくなる、最終的には幸せでなくなることとなりQOLにとても響きます。

また、骨折によって痛みがなかった場合でも、例えば身長が低くなったり姿勢が悪くなったりした場合もQOLが悪くなるという研究結果もあります。

骨粗鬆症は、1,000万人以上がもっている国民病です。

一度、骨折が起こってしまうと、その形を元に戻すことはとても難しくなります。変形したまま骨が固まってしまうとQOLが低くなります。

我々のところへは、背骨が折れた患者さんがたくさんお見えになります。折れてしまった背骨に対して、何とか最善を尽くしています。でも、やれることは限られているんです。

声を大きくして言います。骨粗鬆症は、骨が折れる前に治療しましょう!!

気を抜かないで!骨が折れてしまってからでは遅いんです。

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