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骨粗鬆症と様々な疾患

ヒトは、年をとると、様々な疾患にかかってしまいます。もちろん、ご高齢でも病気知らずのご健康な方もおられますが。

骨格の健康について、直接影響する運動にかかわる疾患としては、まず「骨粗鬆症」です。そして膝や股関節、肩などに起こる「変形性関節症」、首や腰などの背骨に起こる「変形性脊椎症」、神経の通り道がせまくなってしまう「腰部脊柱管狭窄症」、その狭窄症によって脊髄が圧迫されて生じる「頚椎症性脊髄症」などがあります。

この運動にかかわる疾患は、一つだけで発症する場合もあれば、いくつかが同時に起こってしまうこともあります。

十代後半から始まってしまう、「椎間板の老化」・・・これを皮切りに、骨格に関係する、骨、軟骨、靭帯、筋肉などが年をとることによって少しずつ少しずつ老化していきます。

そこに、日々の生活で体重や姿勢などで力がかかると、微小な傷ができ、その傷が修復される時に変形が進みます。

運動に関係する組織の老化だけではなく、他にも全身的にかかわってくる要素があります。

まずは、「ホルモン」です。

特に、閉経によって女性ホルモンが分泌されなくなると、骨がスカスカになって、骨粗鬆症となります。そして、女性ホルモンが減ってくると、関節が痛みだしてくるという研究もあります。

最近では、「糖尿病」、高血圧、コレステロール、肥満といった生活習慣病が骨がもろくなることと関係しているといわれています。特に、糖尿病では骨密度が低くないにもかかわらず、骨がポキッと折れてしまうという研究結果がたくさんあります。

その他、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病など、全身の新陳代謝の異常に関係する疾患では、骨の成分、ミネラルが減ったり、コラーゲンの代謝が異常を来し、骨の基がボロボロになってしまうと考えられています。

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