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骨粗鬆症の予後

骨粗鬆症の自然経過について。

骨も他の臓器と同じく、加齢によってその形や働きが変化します。

骨粗鬆症は、「骨の寿命」でいうところの最終像といえます。

身体の中の「骨の量」は年齢とともに図のように変化します。(骨粗鬆症ガイドラインより改変)

出生時は、30gくらいですが、その後に学童、思春期を経て、20歳くらいで最大量となります。

それからは、比較的安定した骨の量となります。女性でも出産を経験しても骨の量は維持されます。

ところが・・・

女性の場合は、閉経によって、エストロゲンという女性ホルモンが急に分泌されなくなります。

すると、骨密度を維持できなくなるんです。閉経50歳として、60歳までに急激に骨密度が現症します。

骨粗鬆症にまっしぐらです。

骨粗鬆症になると、生活レベル(骨折によって寝たきりになったり、背骨が曲がったり)が低下します。

またその結果、骨粗鬆症になると、寿命にも影響するといわれています。

研究では、他に合併症のない女性でも、骨粗鬆症があると死亡リスクが1.5倍になるといわれています。

大津脊椎脊髄センターでは、単に背骨の疾患、または手足のしびれ、痛み、腰痛、肩こりだけではなく、骨粗鬆症にも積極的に介入しています。

骨折が起こった場合の治療はもちろん、コルセット作成や定期的な検査によるcheck、そして、3次予防としての投薬治療などを積極的に行っています。

骨粗鬆症と診断された方、また、骨粗鬆症性圧迫骨折といわれた方、医療相談に応じます。下記のコメントに内容を記入お願いします。時間の許す限り対応します。

それでは、痛みのない毎日を!

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