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腰痛に対する薬物療法②

非ステロイド性抗炎症薬

臨床研究といわれるもので、腰痛に効くという結果がでた研究を紹介します。研究って、ただしく行うにはとてもお金と手間がかかります。多くの場合、製薬会社が自分のお薬を、実際に効くかどうかを調べるために行うことが多いです。だから、自分の作った薬には、ちょっとひいき目な結果がでてしまうことがあります。

でも、一つの判断基準にはなります。

非ステロイド性抗炎症薬は、いわゆる「痛み止め」としてたくさん使われているものです。例えば、ロキソニン、ボルタレン、セレコックスなどなど・・・

急性腰痛に対して、効くのか?・・・・・これは効きます!

慢性腰痛に対して、効くのか?・・・・・痛みが軽減する傾向はあります。

坐骨神経痛に対して、効くのか?・・・・効くこともあるし、効かないこともある。といったくらいの有効性です。

副反応は?・・・・・比較的、短期間での研究結果しかありません。なので、長期に使用した場合の腎臓の機能障害や胃腸障害は慎重にみきわめないといけません。


アセトアミノフェン

良く痛み止めとして使われますが、先の非ステロイド性抗炎症薬とは全く別のものです。お薬の例としてはカロナールなどです。

どちらかというと、「熱さまし」に使う印象です。

急性腰痛に効くか?・・・・・有効性は確認されていません。

慢性腰痛に効くか?・・・・・研究がありませんでした。

坐骨神経痛に効くか?・・・・有効性は確認されていません。

副反応は?・・・・・とても安全だといわれています。

今回は、2種類のお薬について紹介しました。

次回も、研究結果のあるお薬について紹介していきます。

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