本日は、大津市堅田にある施設で、脊椎脊髄センターの外来診療を行いました。
20名の患者さんの診察などを行いました。
手術術後の診察に7名、初診患者さんが5名、紹介患者さんが3名、経過観察中の患者さんが5名でした。
手術治療の適応のある患者さんは、初診患者さん5名中4名、紹介患者さん3名中3名、経過観察中患者さん5名中2名の合計9名でした。
我々、大津脊椎脊髄センターでは、よくよく患者さんと、たっぷりお話を行って、きちんと納得をいただいた上で手術予定を計画します。
9名の手術適応のある患者さんのうち、手術が決定したのは3名の方々でした。
その他、6名の患者さんについては、今しばらく考慮時間をとっていただいたり、もう一度ご家族と一緒に外来受診していただき更に詳しい説明の機会をもっていただいたり、セカンドオピニオンといって他の病院のドクターを受診されたりと、十分な時間をもっていただきました。
本来、医師と患者さんとは、そのようにじっくりと時間をとって、信頼関係を築いてから実際の治療に入ります。
いえ、そうあるべきです。
何故なら、一度手術を行うと、もう二度と同じ状態には戻りません。患者さんは、術後の結果にいくら不満があっても、そのドクターと一蓮托生となります。
だからこそ、ドクターまかせにするのではなく、きちんと話合い、十分納得してからでないと手術など受けない方が良いと思います。
私は、真摯に、患者さんと症状、疾患に向き合い、患者さん個々に「何が一番ベストなのか」をいつも考えて診療を行っています。
これが王道です。
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