本日は、頚椎後弯症、頚椎辷り症、頚椎症性脊髄症、首下がり症を呈した80歳台後半の方の手術でした。
本年のGWから、両手を上げることができなくなり、自宅でも伝え歩きの状態となっていた方です。
様子を見ていたところ、8月の入って急激に悪くなり、ほとんど寝たきりの状態でした。
みなさん、状態がかなり悪くなってから病院へ来られます。
この方も、寝たきりとなりオシッコが出せなくなってからやっと大津脊椎脊髄センターへ受診されました。
基礎疾患には、糖尿病があり、血がさらさらになるお薬ものまれていました。また、身長が140cmですが体重は85kgあります。御高齢でもあり、通常は全身麻酔が必要となる手術は行いませんが、御本人、御家族の強いご希望があり手術となりました。
できるだけ短時間の手術で、体へも必要最低限の負担に止めておきたい状況でした。
手術は2時間弱で終了し、神経の圧迫を除去しました。
患者さんは、手術後、右手が上がりだしました。
これからリハビリに励んでいただきます。
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