右第7頚神経根の神経剥離術を行いました。
本日の患者さんは、右手の外側、親指にしびれがある方です。
検査では、神経の前にある骨の棘と神経の後ろにある骨の出っ張りが見つかりました。
我々、大津脊椎脊髄センターでは、患者さんの症状や診察所見から、どの神経が圧迫されているのかを突き止めます。
でも、それだけでは手術法まできめることができません。
圧迫されている神経を、もっとよくよく観察します。
そして、神経のどの場所が、どの方向から圧迫をうけているのかを的確に決定してゆきます。
そして、最終的な術式が決定するのです。
本日の患者さんは、じつは、前からも後ろからも同じくらい圧迫がありました。
そんな場合は、血管の場所であったり、前から手術と後ろから手術とを比べて、どちらが体に負担がかかるのか・・・などをいろいろ検討します。
今日は、後ろから手術を行いました。
しっかりと骨の圧迫を解除し、手術直後からしびれは消えていました。
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