肩甲骨から左腕の痛みが主訴の患者さんを、本日午後に手術いたします。痛みのために仕事にも支障をきたし、夜も痛みで目が覚めてしまいぐっすりと眠れないようです。
痛みの場所は、左の肩甲骨のあたりから左腕の背中側、肘が特に痛くて、前腕から手の甲、中指を中心に人差し指から薬指にまで広がります。
この段階で、左の第7頚神経への圧迫が原因であると予想されます。
診察すると、左手の関節を上に曲げたり(背屈)、指を曲げた状態から反らせる(総指伸展)、肘を曲げた状態から伸ばす(肘伸展)で力が抜けています。中指を中心に触った感じが鈍く(知覚鈍麻)、肘をトンと叩いても反応が乏しい(腱反射低下)状態です。
ただし、歩きにくかったり(歩行障害)、頻尿などおしっこのトラブル(排尿障害)などは認めません。
患者さんは46歳の男性で、近くの薬局に勤めていますが、ドリンク剤の棚入れやレジ打ちなども辛くて、接客していても痛みで体が固まってしまうこともしょっちゅうあったみたいです。
この方に、午後から「頚椎前方固定術」ならびに「左第7頚神経根剥離術」を行います。手術法や経過などは、本日夕の記事にて紹介いたします。
それでは、頑張ります!!
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