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頚椎前方固定術②

現在22時です。午後1時から始まった頚椎前方固定術は2時間弱で終了し、患者さんの状態は安定しています。

手術前にあった左上肢の痛みは、手術直後から消えています。

患者さん曰く「思ったより、大変じゃない」とのことです。

頚椎前方固定術・・・

脊椎脊髄外科手術の中で、基本4大手術といわれるものの一つです。①頚椎後方除圧術、②腰椎後方除圧術、③腰椎椎間板ヘルニア摘出術、④頚椎前方固定術です。

その中でも、頚椎前方固定術は一番奥が深い手術になります。

脊椎脊髄疾患、特に加齢現症による変性疾患の根本原因は、「椎間板の老化」です。

椎間板が老化すると、椎間板が小さく薄くなります。背骨と背骨の間のクッションが椎間板ですが、その椎間板が役目を果たせなくなると背骨同士が擦れあい、背骨がどんどん変形します。

すると、すぐ近くにある脊髄や神経根を圧迫するのです。

上の図(最初の2つは手術前、のこりの2つは手術後)でも、手術前では、神経根孔が骨棘によってふさがれていることがわかります。

我々、大津脊椎脊髄センターでは、頚椎前方固定術でもより工夫を凝らしたオリジナルの術式を採用しています。

より、安全で低侵襲に骨棘をすべて除去します。完全に神経の圧迫を取り去り、神経をぶらぶらに開放します。

次の動画は、手術を簡単にまとめたものです。

我々のオリジナル術式を受けた患者さんのほとんどが、手術直後から症状が軽快したとおっしゃいます。

それは当然です。圧迫された神経根を全く開放しているのですから・・

頚椎症性神経根症でお悩みの方がいらっしゃったら、医療相談を受け付けます。

下記のコメント欄からお問い合わせください。

それでは、痛みのない毎日を!!

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