手術とは、術式を個々の患者様に適合、あてはめる過程だと思うのです。
術式・・・おおまかに言えば手術の方法です。
保険診療に含まれた手術の方法というのは、もう決められています。そして、手術の難易度は 保険点数というもので、決められています。
難しい手術は高い保険点数がつきます。その保険点数によって病院は収入を得るのです。
でも、私の考えは少し違っています。
保険点数で決められているのは、「手術」ではなくて「術式」です。
つまり、外科的治療の方法が術式なのです。
個々の患者さんに、術式を当てはめて、その術式を提供することが手術なのです。
術式は、型にはめられたものです。
手術は、個々の患者さんの状態や病状に合わせて、術式を少しずつ変えながら患者さんに合わせて行う行為といえます。
外科医は、いくつかの術式を患者さんに合わせて提供します。
つまり、全ての病気は、型にはめられた術式の組み合わせで治療できるのです・・
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