立ったままでいたり、歩くとすぐに右腰とお尻、そして右足の太ももの外側と前、膝上に痛みが生じてしまい、歩き続けられなくなる患者さんの手術でした。
この患者さんは、腰と足が痛いのに、一番最初に受診した診療所では、首が悪いからといって無理やり頚椎の手術をされたそうです。今時、ひどいことをする診療所があるものです・・・
そして、結局、腰の手術は必要なしということで、門前払いとなったらしいです。そこで、ご家族が我々、大津脊椎脊髄センターをお調べになって受診されました。
しかも、その診療所では別料金を払うことで、手術までの待機時間を短くできるとのことで、患者さんに大金を支払わせることで有名です。
ここで明言します。大津脊椎脊髄センターでは、そのような診療所よりも数段すぐれた治療を、まっとうな保険診療で提供いたします。患者さんにおきましては、まがいものの治療に惑わされないように祈るばかりです。
さて、その患者さんは、第4腰椎のすべり症と神経の通り道に大きな椎間板ヘルニアが併存していた方です。すべり症とは、腰椎の並びがずれてしまってグラグラになっている状態です。そして近くにある神経をぐぐーっと抑えつけたり、骨を足場にしている筋肉や靭帯が痛むのです。
そのような場合は、背骨に固定具を挿入してぐらつきを完全に抑えます。併せて神経の圧迫を除去することで腰痛や足の痛みがなくなるのです。
本日の患者さんも、右の第4腰神経がギューッと締め付けられていました。その状態を、丁寧に顕微鏡を用いて、解除したのです。そして、すべり症を固定具を用いて安定させました。患者さんは、麻酔から醒めた時から「楽になった」「足が動きやすくなった」といわれていました。
明日までは、安静にしていただきますが、その後、ご自分の足で立ち、歩いてみて更に状態が良くなったことを実感されるものと思います。
すべり症などでお困りの方・・・医療相談を受け付けます。
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