本日午前中は、外来診療を行いました。頚椎椎弓形成術という同じ手術を行った患者さんが複数受診されました。
その内のお一人は、手術を終えて2週間目の患者さんでした。手術前にあった、左上肢の痛みはすっきり消えて、晴れ晴れとしておられました。
もう一方は手術を終えて8か月目の方も見えました。この方は、術後もしびれが残存しました。もちろん、手術前は手が動かなかったのですが、手術後は少しずつ動くようにはなっており、結果には満足されています。
でも、お二人の患者さんで何が違うのでしょうか。
ズバリ、脊髄に傷がついてしまう前に治療したのかどうかです!!!
症状が無いから、または軽度だからといって、頚部脊柱管狭窄症などを放っておくと、脊髄に傷がついてしまい、もう元には戻りません。甘く見てはいけないのです!!
いくら手術の技術が進んでも、脊髄の傷は絶対治せません!!
傷がつかないように予防することが重要なのです!!
午後は、その頚部脊柱管狭窄症の方に対して、やはり頚椎椎弓形成術を行いました。
もちろん上手くいきました。
この患者さんは、一生、脊髄に傷がつくことはありません。
もう、将来、痛みやしびれで困ることは決してないのです!!
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