骨粗鬆症性圧迫骨折、胸腰椎移行部骨折、脊椎多発骨折の患者さんに、後方固定術を行いました。
78歳の女性で、第12胸椎、第1、2腰椎の圧迫骨折があり、背骨の配列では強い側弯症と後弯変形を認めていました。
右太ももの前がとても痛くて、座っていても、寝ていても疼いてしかたがなかったらしいです。
慎重に、各椎体にネジを挿入して、しっかりと固定します。
その上で、第2腰神経の圧迫を完全に除去します。顕微鏡を用いて、圧迫をしていた骨折した骨を除去してゆきます。すると、折れた骨と椎間板ヘルニアが神経を挟み撃ちにしていました。
癒着も強く、難渋しましたが、8時間でなんとか手術を終了しました。
患者さんは、今、ICUで療養中です。
明日からリハビリに頑張っていただきます。
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